{{tag>gentoo linux}} # webapp-config コマンド gentoo で cacti とか zabbix とか dokuwiki とか、そういう webapp 系を emerge しても、一体どこにインストールされとるんじゃい……というおはなし。 ## 実体は…… インストールされた実体は /usr/share/webapps 下にあります。ただ、当然こんなところは web サーバーのドキュメントルートにはなっていないので、たとえば /var/www/localhost/htdocs 下とかに設置してやる必要があります。 ## 設置する `webapp-config` コマンドを使います。 ``` # webapp-config -h localhost -d cacti -I cacti 1.0.4 ``` こんな感じで。このコマンド、実はあんまりオプションの意味とかよく知らないんですが…… `-h localhost` は /var/www/localhost ディレクトリを指しているのかな…… `-d` はディレクトリなんだと思います。 /var/www/localhost/htdocs/ 下に作るディレクトリの名前かな、たぶん。 `-I` はインストールの意味です。で、後ろは webapp の名前とバージョンですね。これは /usr/share/webapps 下のディレクトリの名前を見れば、何を指定するべきかはわかると思います。 ``` webapps # ls -l * cacti: total 8 drwxr-xr-x 7 root root 4096 Mar 8 10:02 0.8.8h drwxr-xr-x 7 root root 4096 Mar 8 17:02 1.0.4 zabbix: total 4 drwxr-xr-x 7 root root 4096 Mar 7 23:21 2.2.16 dokuwiki: total 4 drwxr-xr-x 7 root root 4096 Mar 18 18:25 20140929d-r1 ``` /usr/share/webapps 下はこんな感じになっているので、例えば `-I cacti 0.8.8h` とか `-I zabbix 2.2.16` とか `-I dokuwiki 20140929d-r1` とか、そんな風に指定します。 ## 撤去する 逆に、例えば新しいバージョンを設置したいとかの理由で現行の webapp を撤去する場合は `-C` オプションを使います。 ``` # webapp-config -h localhost -d cacti -C cacti 1.0.4 ``` 書式は設置する時の `-I` とまったく同じです。 なお、例えばよくある config.php とか、なんらか手を加えて変更したファイルは撤去されずに残ります。本当にきれいに消すのであれば、この残されたファイルをバックアップするなりなんなりした後で…… ``` # cd /var/www/localhost/htdocs # rm -rf ./cacti ``` ……と、結局こうなります。